あけましておめでとうございます。
みなさまがご多幸で健康な1年になりますように。
……ということで、観てる間ずっとご多幸感に溢れる映画をご紹介します。
1月1日のなんで買ったノートは
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』です!

引用:http://chef-movie.jp
ロサンゼルスにある一流レストランの<総料理長>カール・キャスパーは、メニューにあれこれと口出しするオーナーと対立し、突然店を辞めてしまう。次の仕事を探さなければならない時にマイアミに行った彼は、絶品のキューバサンドイッチと出逢う。その美味しさで人々に喜んでもらう為に、移動販売を始めることに。譲り受けたボロボロのフードトラックを改装し、マイアミ~ニュー・オリンズ~オースティン~ロサンゼルスまで究極のキューバサンドイッチを作り、売る旅がスタートした―。
※買ってない。TSUTAYAで借りてきた。ゲオの安さに慣れてたから、一週間で380円くらいかかるのにびっくりした(準新作)
なんで買ったの?
お正月に”幸せな気分になれる映画”を観たかったから
買った理由1
公開当初から気になっていた
料理と音楽をテーマにしたコメディ映画が大好きです。
邦画だと『タンポポ』 洋画だと『ソウル・キッチン』くらいしか浮かばないのですが
(タンポポは音楽がテーマじゃないけど。クラシック音楽が印象的だったような……)
料理がおいしそうで、調理シーンが鮮やかで、人間の悲哀とかおかしみとか愛おしさが描かれているやつが好きで。
日本では2015年2月くらいに公開されたのですが、予告編を観てビビっときました。
買った理由2
丸山ゴンザレスさんが「2015年いちばん」の映画としてあげていた
今年は映画や海外ドラマをあまり見れない1年でしたが、自分的なベストは『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』です。旅、肉、美人が全部入ってて大好きです。次点は『ナイトクローラー』です。ジェイク・ジレンホールが演じる事件屋には学ぶところも多々あり。 (続きます)
— 丸山ゴンザレス(丸山佑介) (@marugon) 2015, 12月 31
去年、いちばんワクワクして観たテレビ番組『クレイジー・ジャーニー』で大活躍していた丸山ゴンザレスさんが”自分的なベスト”としてあげていました。
これは観ないわけにはいかない!
ということでTSUTAYAに直行しました。
買った理由は上記の2つだったんだけど、あまりにも幸せな気分にさせてくれる映画だったので、どこが良かったのか?短めに紹介します。
映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のここが良かった
チャーミング過ぎる登場人物
料理のおいしそうさ(キューバサンド食べたくて悶える)も
音楽(ノリノリのキューバ音楽)もサイコーなのですが
登場人物がめちゃめちゃ魅力的。

引用:http://chef-movie.jp
愛嬌たっぷりで部下の信頼も厚いけど、プライドが高く「よいモノを出せば売れる」と思っている職人気質の主人公のカール。
SNSで話題の批評家に散々言われ(煽り耐性がなさ過ぎて)炎上してしまいます。
カールの息子が超かわいくて有能なところもいい。
パパの店のためにTwitterやFacebook、vineまで駆使して店を魅力的に宣伝します。

引用:http://chef-movie.jp
クセのある登場人物がたくさんいますが、悪人がひとりもいないのもいい。
ずんの飯尾さんの笑いみたい。
誰も傷つかない笑いっていいですよね。
今横目で観てる『芸人キャノンボール』は逆な感じだけど。これはこれで大好きだけど。
ベタだけど、グッとくるストーリー
カールは奥さんと離婚していて息子とは2週間に1度くらいしか会えません。
10歳の息子とどう接していいかわからず、iPhoneやSNSを使いこなす息子に(アナログな自分との)距離を感じています。
しかしカールがクビになり、マイアミでフードトラックを始める=再起を図ることになってから、ふたりは本当の親子になり距離がグッと縮まります。
オンボロのフードトラックをピッカピカに磨き上げるところから始まり、フロリダからニューオリンズへ向かう道中でその土地のおいしいものを一緒に食べながら、最高のキューバサンドを売り歩きます。
おタマタマにコーンスターチをふりかけてスースーさせる遊びまで……
男旅感がよかった。
さらに終着点には、スーパーミラクルウルトラエクストラ ハッピーエンドが待ち構えています。
観る人全員を幸せにする多幸感に溺れちゃう。
登場人物も映画も「人を幸せにする」ということに長けた作品です。
制作・監督・脚本・主演をつとめたジョン・ファヴローは、アイアンマンの監督で脚光を浴びた後、そのプレッシャーやお偉方との付き合いに疲れ、自主制作&低予算でこの映画を撮ったそうです。
- 本当に自分がつくりたいものをつくる
- 自分のつくりたいもので、人を幸せにする
そんな想いがヒシヒシとつたわってくる、とてもいい映画でした。