今まで、いろいろな業種のランディングページ製作に関わってきましたが、新しいページをつくるたびに「あれっ?何から始めればいいんだっけ」と鳥頭のように忘れてしまうので、健忘録の意味も込め、LPをつくる手順、どんな要素が必要か?などをご紹介していきます。
ここでは、経営戦略と強み、ペルソナが決まっていることを前提とします。
1、ゴールを設定する
あなたのページの目的はなんでしょう?
・商品を買ってもらうこと
・問い合わせをもらうこと
・顧客情報(お客さまになりそうな人の連絡先など)を集めること
などの目的があると思います。ランディングページは、その目標のためにつくるものです。
ランディングページに載せる情報や要素のひとつひとつに、意味や戦略を込めなければなりません。
ランディングページづくりというのは、お客さまの心を誘導し、ゴールしてもらうための順路を整えるということなのです。
2、ペルソナにそって、構成やデザインを考える
・ペルソナが何を探しているのか
・どんな悩みを持っているのか
・好みそうな色使いや、イラスト
・文章の量や言葉遣い
・何が嫌いか
などを意識してページをつくっていきます。
ひとりのためにページをつくることが大切です。そのペルソナが不必要だと思うものは、カットしてください。
「あれも、これも動機になる要素なんじゃないか?」と情報を詰め込んだり「誰からも好まれるページをつくろう」と
考えてしまいがちですが
それでは「優しいし、背が高いし、面白いし、かっこいいし、真面目だし、センスがあるし、とにかく全部が好き!」と告白するのと同じです。
「一緒にいて楽しいから、あなたのことが好き」と言われた方が響きますよね。
▼必要な要素
・何のサイトなのか一言
お客さまに「必要じゃない」と思われたらページから離れられてしまいます。
「鍼灸・マッサージ」「ウェデイングパーティーの装花、世界にひとつだけのブーケ製作」など、はっきり書きましょう
・キャッチコピー(強みを一言で表すもの)
・商品やサービスの写真
・人や店舗(開発者、店長、販売員など)の写真
・結果の明示
その商品を使うことで、どうなるか?
(Before→Afterの写真などを載せると、より効果的です。)
・信頼性の象徴(お客さまの声やメディア掲載実績、著名人の推薦の声など)
・わかりやすい問い合わせ(メールへのバナーや電話番号の表記)
・クロージング
買ってもらうためのもうひと押し。お客さまの感情を動かすような言葉を添えましょう。
といったところです。
この他に、共感させたり、発見を与えたり、提案したり……と情報の肉をつけていきます。
私の場合は、A4のコピー用紙にシャープペンで文言やイラストのラフを描いていきます。
デザイナーと相談
構成要素と流れ、文言などが、ある程度できたら、デザイナーと相談します。
お客さまやペルソナのことを思い描きながら、不必要な部分をそぎ落とし、必要な肉をつけていきます。
デザイナーだけでなく、周りの人の意見ももらいましょう。
流れの悪さや、テンポの悪さを指摘してもらえます。
4、ページが完成したら、みんなでチェック!
デザインが完成したら、いろいろな人に見てもらいチェックをしましょう。
・ペルソナへの軸がブレていないか?
・ゴールへの誘導は、ちゃんとできているか?
・リスティングを出している場合は、その文言と合っているか?
・目線の動きにあっているか?
・お申し込みやメールフォームの入力項目が多すぎないか?
・目的が一つに絞れているか?
・不要な部分はないか?
などをチェックして、意見を集めます。
5、推敲
集めた意見やペルソナのことを今一度考えながら、推敲し、ページの完成度をあげましょう。
この5ステップでLPがつくれます。
しかし、ランディングページに完成はありません。テストや修正の連続です。
SEOやリスティングなどで、ある程度、お客さまに見ていただける状態になったら、ボタンの色やコピーなどをテストし
よりよいランディングページをつくっていきましょう。
ランディングページ製作に、終わりはないのです!ぎゃ~