2016年12月31日です。みそか~。
マイ・リトル・スウィート・ハート(大学時代からの友人。ちっちゃくてかぁいい子なのに努力とガッツが人の5倍くらいあるエキサイティングガール)からバトンをもらったので、今年もハイパーリンクチャレンジにチャレンジするのだ!
※2015年のハイパーリンクチャレンジ&買ってよかったものまとめはこちら
中島なかじによる 2016年のハイパーリンクチャレンジ
ハイパーリンクチャレンジっていうのは、インターネットだいすきクラスタとかwebメディア界隈の人たちによる『本屋大賞』みたいな試み。ウェブコンテンツのためのアワードなんですって。
- 今年一番印象に残った記事(他薦)
- 自らが執筆・制作に関わった記事(自薦)
を発表するんやで。
詳しい概要はこちら:【ハイパーリンクチャレンジ2016】今年も開催!みなさんの印象に残った記事は何でしたか? #HyperlinkChallenge2016
今年一番印象に残った記事(他薦)
迷った。
というより、今年いちばんの記事って聞かれて、サッと出せないことに絶望する。
普段、サバイブっていう自社メディアで記事を書いてるんだけど、どれだけ気合い入れて調べて書いても、読んでいただけるのは3分とか長くても8分とか。
読んでくれた人のお役に立てれば……ってこさえてるんだけど、読む側としたらすぐ忘れちゃう。
可処分時間を奪い合う戦争に参加して、買った負けたなんてないよね。
毎秒ザッピングしてるから、いいね!とかシェアとかRTのログを1年分読み返すことでしか思い出せない。
そういう意識を忘れずに書いとかないと。
サクサク消費されてしまう情報でも、相手に伝えたいことをわかりやすく届けて、残せる文章にせんとな(仕事のやつは)。
で、選んだのがこちら。
社会学者の岸政彦さんが、作家・AVライターの雨宮まみさんの死を受けて書いた文章です。
※岸さんと雨宮さんの対談本についても当ブログで書きました
私たち読者は、雨宮さんの文章を読むことで、自分自身から救われるのかもしれません。自分の憎悪や不安や恐怖から解放されるんです。
そういう負の感情を解毒する力を持った文章だったと思います。あなたは悪くない、ということと、でも正面から努力することも必要、ということを、誰も傷つけない形で書くことはほんとうに難しいことです。しかしそれをやってのける力を持ったひとでした。
2016年は多くの死に向き合った1年だったと思う。
デヴィット・ボーイ、プリンス……とかはあまり実感がないけど、SMAPね。
死っていうのは違うかもしれないし、復活してほしいけど、終わらせたもんね。
一番ショックだったのは、好きで読んでいた書き手 雨宮まみさんの死だった。
自己評価が低く迷いながら、でも本当は前を向いて自分を好きになって楽しく生きていきたいんだよ……って思ってる自分のような人間は、雨宮まみさんの言葉にとても救われていたから。
もうこれ以上読めないのか、と思うと全作品全コラム読んだわけじゃないのに、とてもさびしかった。
そんな時、岸さんが
みんな、もっと泣いていいんですよ。目がパンパンに腫れて、同僚や家族や友人から笑われるぐらい、泣きましょう。これは、他ならない、私たち自身の悲しみです。
私たちには、泣くことが必要なんです。いまはただ、背中を丸めて、拳を握って、顔をくしゃくしゃにして、鼻をすすって、ぼろぼろ泣きましょう。いくらでも泣いていいと思います。
いろんなことがあって、いろんな感情がたくさん湧いてくるのは、別に恥ずかしいことじゃないし、悪いことでもない。私は雨宮さんの文章から、そのことを学びました。
と書いていて、悲しいときは悲しんでいいだ とか いろんな感情が沸き起こることは美しくない気がするけど悪いことじゃない って改めて雨宮さんに言われたような気がして、静かに泣いた覚えがある。
記事単体の力もあるけど、文脈というか関係性にやられました。
自らが執筆・制作に関わった記事(自薦)
高額療養費制度とは?がんの医療費が9万円に!民間保険って必要?
前述の自社メディア サバイブで書いた記事。
サイバラ(西原理恵子)を読んで育ったからか「人生、おもしろい方向に全ツッパ」ってマインドがあったり、人生を切り売りしていきたい……みたいな気持ちがある。
で
「親父の屁が臭過ぎると思ってはしゃいでたら、大腸がんのステージⅢaだった」っていう個人的な経験を生かしつつ
実際に利用してめちゃくちゃ役立った「高額療養費制度」をみんなに伝えた~い!って書いた記事なんす。
2017年も、自分が経験したり・調べたりして「本当にいいぞ~」って思えるものだけを紹介していきま~す!よろしくお願いしま~す!!
なんで買った大賞
画面の向こうのあなたさまが見てるブログ。 『なんで買ったノート』って言うんです~。
ご挨拶が大幅に遅れまして……。 消費者 兼 マーケッターの中島なかじでっす。
「書くこと」がおっくうに&臆病になってた私が、1年間毎日買ったものに関する記録を残すぜってミッションのために更新してたの。
その中で紹介したものプラス、恥ずかしくて書いてなかったもの2つ。合わせて3つをご紹介して眠りにつきたい(現在2016年12月31日午前2:34)。
Surface Pro4
大賞はサーフェスちゃんでっす!いまこのブログもサーフェスちゃんで書いてう。
- とにかくかわいい。類似品がいろいろあるけど群を抜くデザインのシンプル&クリーンさ
- 起動&シャットダウンが爆速
- ちょっと作業もブラウジングもサクサク
- ペンでのお絵かきが楽しい
- キーボードの打鍵感も最高
- タブレットモードでdマガジン読みまくっちゃう
- かしこいのに軽い。持ち運びに便利だし、画面さサイズもちょうどいい
選考理由は↑みたいな感じ。
この子のおかげで毎日更新できた気がする。
サーフェスは発売時から欲しい→高いから買わない→人が使ってるの見るたびほしくなる→高いしな→みたいなループを続けてたんだけど
今年副業をはじめたのもあって「やったろやないかい!」と踏ん張って買った。
買ってよかった。高いもんな~とかって迷ってる人も、ご褒美&自己投資としていいんじゃないかな。ぜひ。
記事:夢にまで見たSurface Pro 4買ったよ最高だよ
美塾 劇的クラス
美塾っていうのは、自分の持ってるメイク道具で自分に合ったメイクができるようになるメイク教室。
私が受講したのは
①ベースメイク
②ポイントメイク
③魅力マトリックス
④おさらいと卒業式
が学べる劇的クラスって初級みたいなクラスで、2時間くらいの授業×4回で3万5千円くらいするのね。引かないでね。
私ね、容姿への自信がなさすぎて「私のようなブスにとって……」から始まるような女なんです。
※大好きだった雨宮まみさんの『穴の底でお待ちしております(私のようなブスにとって~回)』が名作すぎる
でも、27年付き合ってきてこれからもこの顔で生きていくのだから、このまま己をクソブスとか思って生きるのは辛すぎるし呪いだと思うから、マインドから変えていくために美塾に行ったの。
いろんな体験レッスンとか無料体験試す活動してんだけど、美塾の体験レッスン(3000円)に行ったときに
ネットワークビジネスじゃない、宗教じゃない、自己啓発の側面はあるけど怪しくない、無理な営業をされないって確認をしつつ
本当に「自分の顔を知って、自分に合ったメイクを学べる」場所なんだな~って思った。
体験レッスンなのに、初対面の女性同士で互いの「容姿の魅力」を褒め合うって過酷すぎるミッションやらされるんですよ。
いや、ないっしょ!すみません!顔見ないでくれよ。頼む。あー申し訳ない。
そんな風に思いながら、さっき会ったばっかの女性と見つめ合いながらグッドルッキングポイントを探してメモしていくんです。
で、そのメモに
「極度の奥二重って口で言ってるけど、まばたきすると見える」
「全体的にやわらかい雰囲気。白くて肌がきれい」
「まつげがながい」
とかって書かれてたんですよ。
宝物じゃない?
容姿を褒められるなんて、そんなん営業以外でないわけですよ。
それを言葉にしてくれるって、それだけで自信に繋がるし宝物になるよね。
そう。美塾は「いいとこ伸ばしていこうぜ!」ってレッスンやったから、己の顔に(半強制的に)向き合わされて、がつんと学べた気がする。
で、体験レッスンを受けてから数か月後にフラれて「絶対キレイになってやる」的なノリで実際のクラスを受けたんですな。
化粧がうまくなる……というより、顔に自信のない人こそめちゃくちゃプラスになるメイク教室でした。そういう属性の方には、爆裂おすすめです。
自分がいかに本気で向き合うか?もあると思うけど、3万5千円以上の価値があるよ。
あぁ。こうしてまた自分を卑下する(していた)ことを書いたら、今こたつですやすや寝てる(先月付き合い始めた)恋人が読んで悲しむんだろうか。
僕の短所をジョークにしても眉をひそめないで
キリンジ 『エイリアンズ』より
次行きます。
下田美咲 『新型ぶりっ子のススメ 彼に恋させる、計算ずくの恋愛戦略』
こんなタイトルだったんか。これまたクッソ恥ずかしい。
違うんよ~。恋愛マニュアルって側面もあるけど
自信がない女の子でも前向きに「恋を進展させるぞ!」ってなれるバチグソ名著なんよ~。
フラれてから恋愛マニュアルっぽいの6冊くらい読んだんだけど、ダントツ。
タイトルとアプローチがもったいないけど、テクとかじゃなくて、勇気をもらえたんです。
紫原明子さんの言葉を借りると
「追われる女」を目指す従来のモテ指南本と違って、好きな男の子を、とにかく“追って落とす”方法が説かれている
- 片思いしてる時、気持ち悪いのはあたりまえ。だから怖がらずに立ち向かえ
- 恋愛のはじまりは、お互い好きになるか・好きになられて「おっ、ワイのこと好きなんかい」ってなるかの2パターンで圧倒的に後者が多いんだから、好きを見せろ!
- 嬉しい・楽しい・大好き を伝えろ
的なアドバイスが非常にグッときて、そうだよな……って思って人生に生かすことができたと思う。
私は「ご縁」のステ振り(ステータス振り分け)がマックスで、仕事でもプライベートでも人間的にいい人に出逢う率が高い。というかいい人としかいないんだけど
いま交際してる恋人さまも、練馬が生んだ奇跡かよ……ってくらいスーパーミラクルウルトラエクストラ素敵な人で
こんなチャーミングな人に恋人がいないはずがない(いないんだったらとんだペド野郎かネクロフィリアか仮死状態の幼馴染に気があるかしかない!)って思ってたんだけど
臆することなく立ち向かっていけたのは、この本と、美塾と、応援してくれた友人たちのおかげだと思う。
「この人と生きていくのだな」と思っていた相手と別れたのは5日間固形物が食べらんなくなるくらいつらかったけど
今、なにもかもが万事快調(ってわけにはいかないみたいね?)な気がするので、人生マジ最高。
あーかわいい。俺の嫁がこたつですやすや寝てはる。かわいい。
そんな幸せを生きていくのだ。2017年も。
おそまつ!
ここまで読んでくれた人がいたらマジ感謝っすありがとうございます。
幸あれ!